約50年続く秋田県八峰町八森の食堂「いか焼き磯舟」で、イカの天日干しが盛んに行われている。
店主の菊地なおみさん(62)はイカの不漁による価格高騰を受け、気軽に味わってもらえる値段で提供できないと考え、一度は年内での閉店を検討。
告知もしていたが常連客に背中を押され、来年以降の継続を決めた。
磯舟は、日本海の海岸線近くを走る国道101号沿いに立地。
店舗脇にロープが張られ、春の訪れとともに「イカのカーテン」がお目見えする。
4時間ほど天日干しをして店でイカ焼きにしたり、土産用として冷凍したりする。
潮風を浴びたイカは「うま味が凝縮されている」として県内外に多くのファンを持つ。
近年はイカの不漁に伴い仕入れ値が高騰。
かつては3杯1,000円ほどで販売していたが、今では1杯1,100円前後に上げざるを得なくなった。
今季の営業開始前、菊地さんは止まらない値上がりに「今年でやめよう」と決意した。
冬季休業を挟み、今季はいつもより1週間ほど遅い3月下旬にオープン。閉店の意向を知った常連から「どうしてやめるの」と惜しむ声が相次いだ。
店内に「今年で閉店します」と張り紙をすると、なじみ客から「字が小さいから本気じゃないんでしょ」と冗談めかして励まされたこともあった。
5月の大型連休には県内外から客がひっきりなしに訪れた。
「ここに来るのが毎年の楽しみ」「やめないで」。
客の存続を望む声はやまなかった。
菊地さんは次第に心を動かされ、来年以降も店を続けることを決めた。
「お客さんは値段が高くても不漁の事情を理解してくれてありがたかった」と菊地さん。
「自分の健康も考えながら、あと3年ぐらいは頑張りたい」と力を込めた。
少しでも買い求めやすいよう、土日、祝日は700円で焼きイカを量り売りしている。
午前10時~午後4時。火、水曜定休。今年の営業は11月までを予定している。
<三浦個人の意見/感想です>
子供のころに浜辺で普通に見られたイカの天日干しは、ふるさとの風物詩です。
是非とも存続をしていただきたいと思います。
帰郷する機会がありましたら、皆さん是非よってみてください。
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