八峰町役場のHPに広報「はっぽう」の8月号が掲載されました。
実物で届かない方々もネットで閲覧できますよ。
広報「はっぽう」2016年8月号
八峰町役場HP
<特に気になった記事>
■総合戦略を振り返って(2〜4ページ)
昨年11月30日にふるさとの「まち、ひと、しごと」の創生に向けて、様々な施策を策定して実施してきましたが、その中間(?)レビューが掲載されています。
広報誌にどこまで詳しく記載するかの問題はあると思いますが、それでも民間会社なら当たり前にするレビューと比べて少し分析が弱いのではないかと心配になります。
施策によってはちゃんと書かれているものもあるのですが、まずは「管理特性(何を)」「目標値(どこまで)」が明確に書かれていない施策が多いのです。
それが不明なので、中間時点の進捗としては評価が◯なのか△なのかXなのかが分かりません。
(民間会社なら上期/下期で目標値はそれぞれあるのですが)
年度レビューでは無いようなので△やXの原因分析やその対応策の検討はまだ現時点ではよいかも知れませんが、目標と実態との差(GAP)の大きさが分からないので、GAP FILL策が適切か否か判断できません。
例えば、特産品販路拡大事業については、ふるさと会でも首都圏での販売を支援させていただいてますが、我々の支援がふるさとの特産品の販路拡大・開拓に繋がっているのか心配です。
その商店街でのスポット的/単発的な販売が自体が目標になっていないでしょうか。
それをきっかけとして気に入っていただけた方々が継続的に購入可能な仕組みを用意しているのでしょうか。
そのリピートオーダーを獲得するような内容/仕組みにどの程度力を入れているのでしょうか。
例えば、リピートオーダーによる売上げは毎年どの程度の成長率を示しているのでしょうか。
施策の中には「成果目標」という項目を持つ施策もありますが、それは結果論であって目標値に対してはどうだったのか、が分かりません。
もちろん、年度の目標値はあるが半期の目標値は設定してないものもあるかも知れませんが、年度の目標値があれば半期時点/中間時点の進捗としてはどんな状況かはある程度判断できます。
どの施策も貴重な税金を使って実施するので、より効果的かつ最大限の成果を上げれるように考えていると思います。
実際はちゃんと中間レビューしていると思いますが、広報誌ということで表現が当たり障りが無いようにとなったのだと思います。
しかし、広報誌といえども、ポイントを外したレビューでは紙面がもったいないと思います。
■「ふるさと八峰応援基金」寄附の状況をお知らせします(6ページ)
2008年にふるさと納税制度による「ふるさと八峰応援基金」を設置し8年が経ちましたが、その年ごとの件数と金額が掲載されています。
2014年度から寄附金額に応じて町内の特産品をプレゼントする取り組みを始めた結果、なんとそれまで二桁件数だったのが、2015年度は10倍の三桁件数に急伸しました。
2015年度は934件、12,406,800円にもなりました。
2015年からは確定申告も不要なワンストップ特例制度も始まりました。
ふるさと納税は実質2,000円の負担でふるさとの特産品をもらえるふるさとも自分もWin-Winの仕組みです。
もっともっとたくさんの応援基金が集まることを期待します。
■日本白神水産株式会社(9ページ)
廃校になった旧八森所学校校舎を改修して2012年に創業。あわびの養殖/加工/出荷しています。
従業員5名は全員が町内在住と町の貴重な雇用確保先の一つとなっています。
来年の売上は1億円を目指すそうです。
是非売上達成して、雇用も増やしていただけると嬉しいですね 。
■地元の海岸をきれいに、八森地区でクリーンアップ(10ページ)
海水浴シーズンを前に、7月9日に八森地区の海岸でクリーンアップが行われました。
毎年自治会ごとに最寄りの海岸をきれいにしているそうです。
大変なご苦労だと思いますが、ふるさとの自然環境をきれいに保つことはとても重要なことだと思います。
7/1にNHK-BS3のこころ旅で黒砂の雄島前からが放送されましたが、中浜海岸でも是非継続的に実施いただけると嬉しいのですが。
と書いていたら、 なんと14ページ「あきた若者サポートステーションin八峰町、集いの場「カタクリ」の紹介」の記事に次の記載がありました。
「中浜海岸クリーンアップ(7/9実施)」
地元自治会とは異なりますが、ちゃんと中浜海岸もきれいにしていただいたんですね。
ありがとうございます。
「あきた若者サポートステーション」は社会に踏み出せないでいる若者の「働き出す力」を引き出し、社会に踏み出す橋渡しをする自立支援組織です。
内容盛り沢山、とても読み応えのある広報誌です。