秋田県内のエネルギー関連企業でつくる秋田地区エネルギー懇談会(辻良之会長)主催の講演会が3日、秋田市のアキタパークホテルで開かれました。
八峰町、能代市沖の洋上風力発電事業者である合同会社八峰能代沖洋上風力(能代市)の担当者は「メンテナンス人材を育成し、地元企業の参入障壁を低減する」と語りました。
本県沖で進む洋上風力発電事業では、地域経済への波及効果を生むために地元企業の参入を促すことが課題となっています。
講演した同社のプロジェクトダイレクター山田智之さんは、東北電力の子会社が秋田市と能代市に開設した訓練施設を活用し、メンテナンス業務を担う人材を育成すると説明。
「地元企業に幅広い業務が発注されることを想定している。」と述べました。
風車の建設工事についても、土木工事や廃棄物処理、飲食・宿泊といった多様な業務を地元企業が担う見通しだとした。
同社はENEOSリニューアブル・エナジー(東京)、イベルドローラ・リニューアブルズ・ジャパン(同)、東北電力、秋田銀行が出資している特別目的会社。
風車25基を整備して2029年6月に運転を開始する計画で、合計出力は37万5千キロワット。
このほか、燃料アンモニアを活用した農業の実証実験についても講演がありました。
会員ら約90人が参加。講演会に先立ち本年度総会が開かれ、山形県酒田市のバイオマス発電所と火力発電所の見学会などを盛り込んだ本年度の事業計画を承認しました。
<以下は白木個人の意見/感想です>
洋上/陸上問わず風力発電は、町へのメンテナンス人材の雇用創出が大きな期待です。
また飲食、宿泊業への商機拡大も期待です。
今回そこへ向けて具体的に動き出したんですね。
これは明るい話題ですね。
一点気になることが、能代バイオマス発電所は昨年操業停止になっているのです。
2024/5/12掲載「『能代バイオマス発電所』が操業停止。電力供給先の廃業受け」
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