選択的夫婦別姓の導入を求めて秋田県内市町村議会と県議会に提出された陳情や請願に対する判断が割れている。
秋田魁新報が各議会に尋ねたところ、「採択」は9議会、「不採択」は10議会だった。
このほか「継続審査」が4議会、結論を出さずに審査を終える「審査未了」が3議会となっている。

陳情や請願は、秋田弁護士会が昨年1月から順次、各議会に提出した。
現行制度では、婚姻の際に姓を変えるのはほとんどが女性側だとして、「多くの女性に改姓を強制し、姓の選択の機会を奪うもので『婚姻の自由』や『氏名を強制されない自由』が不当に制約されている」と指摘。
夫婦が希望する場合、結婚前の姓をそれぞれ使用できる選択的夫婦別姓の導入を求める意見書を国に提出するよう要望している。
採択した9議会は能代市、小坂町、藤里町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、東成瀬村。
このうち美郷町は、陳情は妥当だとして「趣旨採択」とした。
能代市議会では、委員会審査の中で「一人一人がそれぞれの考えの下、生き方を選択できる社会を目指すために、選択的夫婦別姓の導入が望まれる」との意見が出た。
本会議でも採択としたが、全会一致ではなかったため、慣例により意見書の提出は見送った。
不採択とした10議会は秋田市、鹿角市、北秋田市、男鹿市、大仙市、横手市、上小阿仁村、八峰町、三種町、羽後町。
議事録によると、審査の中で「同一戸籍、同一氏の原則を守り、旧姓使用の拡充の法制化での法的根拠を与えることが必要」(秋田市)、「日本がこれまで培ってきた戸籍制度が影響を受けることが懸念される」(鹿角市)、「子どもの姓をめぐる問題がある」(八峰町)といった意見が出ていた。
継続審査の4議会は県議会と大館市、仙北市、湯沢市。
審査未了の3議会は潟上市、由利本荘市、にかほ市。
秋田弁護士会「両性の平等に関する委員会」の委員長で、今回の陳情・請願を担当した緑川正樹弁護士(54歳)=大館市=は「市民に最も身近な地方議会での議論を通して、選択的夫婦別姓が前に進むことを望みたい」と話している。
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【選択的夫婦別姓がわかるQ&A②】子どもの姓はどうなる? かわいそうではない?
<以下は白木個人の意見/感想です>
八峰町は不採択、つまり選択的夫婦別姓に反対だったんですね。
これは、とても難しい問題です。
結婚を機に姓を変えることは、実質ほとんどが女性側であって、それは憲法違反の不平等だと訴えています。
一方、夫婦で別姓になると家族の一体感が崩れるとか、子供の姓はどうなるのか、等々の問題が上がっていますが、既に現行法内でも様々なケースで夫婦別姓の実態が多くあり、そのような家族は一体感が無いとか、困っているとか、不幸せかというと、全くそのようなことは感じて無いようで、むしろ逆に一体感を感じているご家族もあるようです。
特に、世界でも選択的夫婦別姓じゃ無いのは日本だけのようです。
その場合の子供の姓への対応は、国によって様々です。
「案ずるより産むが易し」ということでしょうか。
やってみなければ実際のところ分からない、のでしょうね。
それなら、5年間とか10年間の時限付きでテスト導入してみてはいかがでしょうか。
テスト導入後に国民の意向を調査し、恒久対応を決めれば良いのではないかと思います。
「選択的」なので、変えたく無い方は現行通りで良いのです。
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