秋田県小坂町について「貧乏なんだよ」と発言したことに関し、佐竹敬久知事は12日、「非常にまずかった。私の注意不足であり、大変申し訳ない」と改めて陳謝した。
四国の料理や酒をけなし、批判を浴びてから半年余り。
県庁内には「またか」と冷ややかな見方が広がる。
「貧乏」発言が出たのは、小坂町で11日に開かれた佐竹知事と県民の意見交換会。 老朽化した町施設の改修や改装を町民が提案したのに対し、佐竹知事は「この町は金ないんだな。貧乏なんだよ。人口減って、産業がない。」と語った。 約20人が参加しており、その場では笑い声が漏れた。
会終了後、秋田魁新報の取材に蔑視する意図はなかったと説明し、「財政状況が厳しいと言いたかった。若干、言葉が強かった。」と話した。
会場を出る際には町幹部に直接謝罪した。
「表現が非常にまずかった。」「大変申し訳ない。」。
12日には県庁で報道陣の取材に応じ、繰り返し陳謝した。
佐竹知事は昨年10月に講演した際、四国の料理や酒をけなし、愛媛の郷土料理・じゃこ天について「貧乏くさい」と発言、陳謝に追い込まれている。
「貧乏」という言葉を再び使ったことに関しては「東京都がお金持ちということに対し、うちの方は『貧乏県』とよく使うものだから、つい不注意で出てしまった。」と釈明した。
そもそも小坂町を「貧乏」と言った根拠はどこにあるのか。
「小坂町は昔は県内でも非常に豊かだった。今はそうでもないから、そのことも頭にあった。」。
佐竹知事は報道陣を前に、こう語った。
2022年度の県のまとめによると、小坂町は、自治体の財政力を示す「財政力指数」が県内市町村の中で中位にある。
交流サイト(SNS)では、「貧乏」という知事の認識を疑問視する投稿も見られる。
佐竹知事はこれまで、失言を繰り返し、その度に問題視されてきた。
知事周辺によると、四国の料理や酒をけなす発言で大きな批判を受けてからは、会合や式典のあいさつで失言しないよう、職員が用意した原稿を読み上げる場面が増えていた。
ある県幹部は「ここ数カ月、発言に相当気をつけていたのは間違いない。なぜ繰り返してしまうのか。」と嘆いた。
別の職員は「『またですか』という感じ。
悪気はないのだろうが、捉え方によっては誹謗(ひぼう)中傷と受け取られる言葉を使う理由が分からない。」と突き放した。
<以下は白木個人の意見/感想です>
これこそ長期県政の弊害ではないでしょうか。(これまでの不祥事6件)
残念ながら人間は長期間同じところにいると腐敗してしまいがちです。
だから、数年ごとに役割や所属をローテーションする必要があるのです。
ちょうど担当業務を熟知し、プロフェッショナルとして業務チームをリーディングできるようになったタイミングでの異動は勿体無いのですが、各自の知見をオールマイティに広げることに繋がるチャンスでもあるのです。
佐竹知事は2009年の初当選以来4期16年も続けています。
これは県民がそれを選挙で許して来たからですが。
県民の判断に任せず、自らの良心に基づいてもっと早くに後進に道を譲るべきだったと思います。
2025年には4期限りで引退する意向を示していますが、遅きに失していたかもですね。
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