若手漁業者がサーモン養殖試験 ハタハタ不漁をカバー

秋田県八峰町の若手漁業者らが立ち上げた企業が来月、岩館漁港内でサーモンの養殖試験に乗り出します。
燃料の高騰やハタハタの不漁などで漁業が苦境に直面する中、安定した収益の柱を確保するのが狙いです。
来年6月ごろの出荷を目指します。

今年5月に県漁協北部支所岩館青年部のメンバーらが集まった会合で、新たな収入源をつくるための議論を交わす中、隣接する青森県深浦町で食品会社が事業化に成功しているサーモンの養殖に取り組めないかとの話が出たという。
同社の養殖施設を視察するなどした結果、八峰町内でも事業化は可能と判断しました。

青年部のメンバーが中心となり、7月に養殖を手掛ける株式会社「八水」を設立しました。
9月には販売を担う合同会社「fish door」を立ち上げました。
メンバーは、八峰白神商工会が町や関係団体に呼び掛けて9月に発足させた「町づくりと経済の未来を創る協議会」にも参加。
ほかの参加者から助言を受けるなどして準備を進めてきました。

10月には岩館漁港内に養殖用の5メートル四方のいけすを設置。
来月27日に養殖試験を始める予定だ。
深浦町の食品会社から500グラムの稚魚500匹を購入していけすで育て、来年6月までに3キロほどに成長させた後、8割に当たる400匹程度を水揚げする構想を描く。
店頭で販売する予定で、販路についてはイオングループと提携するという。
来年以降は規模を段階的に拡大したい考えで、稚魚を育てるための陸上施設の整備も計画している。
八水とfish doorの代表を務める菊地陽一さん(41歳)は「サーモンは回転ずしなどで人気があり、利益率も高い。漁業者の収入アップにつなげ、漁師を志す若者を増やしたい。」と話しました。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
ハタハタ漁のリスクヘッジですね。
漁師自らが思い立って活動を起こしたのが、素晴らしいと思います。
是非、大きく育って欲しいです。
今度帰省した時には、八峰町産の新鮮で美味しいサーモンで一杯やりたいと思います。

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