日別アーカイブ: 2019年1月21日

「秋田犬の里」首都圏PRイベント「AKITAワンダフルフェス」に出店して

この催しは、秋田県が主催したもので、1/12(土)と1/13(日)の二日間に渡り代々木公園のイベント広場で行われた。
内容は次のものが企画された。
・県産品販売ブース
・観光PRブース
・会場内スタンプラリー
・秋田犬ふれあいコーナー
・なまはげ太鼓
・日本酒ふるまい
・ミニきりたんぽ焼き体験

出店者数は次の通り。
・飲食ブース:調理販売10社、飲料販売4社
・物販ブース:物販14社、観光PRブース10社

この内、八峰町はハタハタ(オス、メス各一匹入り)しょっつる鍋は、町職員延4名とふるさと会会員延11名で対応した。
このしょっつる鍋は昨年まで秋田県と鳥取県が主催するハタハタフェスティバルでは、味を競う人気投票が5年間続き、1年目が優勝、2年目が惜しくも準優勝、3年目からは3連覇を達成している人気のある鍋なので、皆んな自信をもって臨んでいる。

<初日>
初日9時15分:販売ブースに到着。
既に神馬会長と黒浜さんが来て準備を進めていた。
ブースの広さは縦二間x横二間(一間(けん)=1.8m)ぐらいだろうか。広さは昨年までのハタハタ・フェスティバルより僅かに広そうだ。
それよりも設備の良さにびっくり。二連のシンクに水道蛇口が3つ付いた流し台、その内一つはお湯が出るではないか。
更に冷蔵庫が二つ。今まではブースから離れたところにある共同の洗い場と冷蔵庫だけだった。感謝感激雨あられである。

9時30分:集合時間となり全員集合。
八峰町からは産業振興課の金平係長と本庄主事の2名、当ふるさと会からは神馬会長、戸田副会長、黒浜幹事、飯田幹事、塚本幹事、芹田の6名、合計8名である。金平係長の挨拶で朝礼実施。

本日の販売目標250杯を目指し準備を始める。準備は神馬会長を中心に進める。過去5回のハタハタ・フェスティバルでの経験から順調にかつ、手際よく進んでいく。
まず食材の加工であるが、こちらは神馬会長と戸田副会長が前日に終えていた。その内訳は主役のハタハタの解凍(雄雌各250匹)、八峰町産ネギ20kg(約120本)と八峰町産の大豆のみ使用の松岡食品の豆腐60丁の切断である。感謝、感謝。

次は鍋の準備、大鍋4つそれぞれに約15リットルの水を入れ、お湯を沸かさなければならない。そこもさすがの神馬会長、前もって火を付けておりほぼ沸騰状態である。しょっつるで味付けし、豆腐、ネギを入れて煮込む。ハタハタは別鍋で神馬会長特製の雄雌分離器(写真参照)で煮る。これで準備万端、あとは開店を待つだけだ。

11時00分:販売開始。
ハタハタの雄雌1匹ずつに豆腐とネギが入って1杯400円。朝から冬空だった天気は販売開始に合わせるかのように雪となり(夕方のニュースで都内の初雪とのことだった)会場の来場者もまだまばらな状態である。
それでもみんな大声で呼び込みを行う。“ハタハタのしょっつる、いかがですかぁ~”。ほどなくお客さん第一号が来店、それ以降は継続してお客さんが訪れ、販売開始1時間で85杯の販売となった。気が付けば雪もやんでいた。
お客さんの層も老若男女様々であり、販売しながら声を掛けてみる。“ハタハタは食べたことありますか?”。答えは意外にも“いやぁ初めてです。どうやって食べるんですか。骨は食べられるんですか。”が多かった。
また、お客さんのほうから“2年ほど秋田に住んでいましたがハタハタ大好きです。”とか、
“秋田から出てきて10年ほどになるが、ここへ来たら秋田弁が聞けると思ってき来た、『ハダハダんめなぁ』。”という若い人もいた。
もうひとつ、お客さんからの質問で多かったのは、“『しょっつる』ってなんですか?”という基本的なこと。
その都度、“魚醤といってハタハタを塩で漬けて・・・・・。”とか、“ナンプラーって知ってる?それと同じようなもの・・・・。”などと答えていましたが、恥ずかしながら詳しくはわかっていません。ゴメンなさい。

昼過ぎからは販売当初の勢いには及ばないが、それでもコンスタントに販売を伸ばし、開始から3時間半後の14時30分には目標の250杯を完売した。
しかし、販売終了時刻を17時までと設定したいたので、少しでも時間を延ばそうと、二日目分のハタハタの一部を初日販売へ変更し、一日目は275杯完売できた。
その後、残った汁に豆腐とネギを入れた「豆腐汁」を200円で販売、さらに豆腐がなくなるとネギだけの「ネギ汁」を100円で販売(こちらも過去の「ハタハタ・フェスティバル」で経験済み)。ハタハタが入っていなくてもハタハタのエキスが入ったしょっつるは人気で、あっという間の15時30分に完全に販売完了となった。
しかし、我々の作業はここで終わらず、引き続き二日目のネギ20kg、豆腐60丁の準備作業を17時迄掛かり、やっと一日目を終えた。
■レポート:芹田■

<二日目>
二日目は朝から好天に恵まれ、10時の販売スタートに向けて8時過ぎには全員集合。
役場の2名と当ふるさと会から、北郷副会長、戸田副会長、成田幹事長、丹波幹事、神馬の5名、合計7名で対応した。

10時から販売開始して、しょっつる鍋は途切れること無く順調に提供できた。特に11時頃から12時10分の間は10数名の行列が続きましたが、販売担当は手を休めること無く集中した結果、12時10分には212杯のハタハタ入りしょっつる鍋を完売した。

引き続き、ネギを入れた豆腐汁を販売するも、13時30分には全て完売し、全員昼食をとる間も無く忙しかったので、その余韻に浸っていた。
いざ、昼食をと各ブースを回ったが、美味しいと思われるブースは勿論のこと食べ物を扱っているブースには長蛇の列の為並ぶことを断念して、代々木公園内に常設している売店で作り置きしている簡単な食べ物で一時を凌いだ。

洗い物等の片付けはイベント販売終了時刻の15時に終了して、荷造り〜発送と16時頃にはイベント会場を後にした。

二日間を振り返ってみると、このイベントで提供した「ハタハタ入りしょっつる鍋」をまともに食せた担当者はわずか2名?で、「豆腐汁」を食した担当者は数名と、ゆっくり食べる時間が無かったのが実感です。
本当にご苦労様でした。
■レポート:神馬■

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■写真撮影:芹田、塚本(薫)、成田■