八峰町八森の写真家江川正幸さん(65歳)が10月22日、青森県深浦町・十二湖の旧食堂兼旅館内に、白神山地の写真の展示スペースをオープンさせました。
約47年間撮り続けた100万点超から常時40〜50点をパネルや額装にして飾り、白神の奥深さを伝えるつもりです。
江川さんは北海道小樽市出身。
弘前大農学部卒業後、青森県側から白神山地を撮影し続けてきました。
2008年から八峰町に在住、本県側からも多くの写真を撮っています。
学生時代から撮り続けたフィルム写真は約30万点、デジタル写真・映像は約80万点。
「白神の四季を展示する場をどこかに常設したい、と長年思っていた」と話しました。
展示スペースの名称は「白神山地アートミュージアム十二湖館」。
「越口の池」のほとり、十二湖ビジターセンター近くの旧食堂兼旅館の広間(約70平方メートル)を改装しました。
旧食堂兼旅館には閉業前に何度か食事に訪れており、なじみがあったといます。
所有者に依頼し、借りることにしました。
本県側の二ツ森から望んだ白神岳、向白神岳、ブナの黄葉、クマゲラなどの動植物を写したパネルのほか、自身が刊行した写真集を展示。
4Kテレビも購入し、映像も視聴できるようにしました。
1980年代のエコロジーブームから、1993年の白神山地世界自然遺産登録、白神にインバウンド(訪日外国人客)が増える現在までを見てきた江川さん。
「写真を通じ、これまで歩んだ歴史の一端が見えてくるように思う。白神に深い思いを持つ人にぜひ来場してほしい」と話しています。
開館は午前10時~日没。
初回来館のみ入館料500円で作品や建物の維持管理費に充てます。
2回目以降は事前連絡すれば無料で利用できます。
国道101号と十二湖を結ぶ県道は11月末まで通行可能。
問い合わせ先は江川さん:TEL 090-8250-7555
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<以下は白木個人の意見/感想です>
プロ写真家が撮影した白神の素晴らしい写真を是非拝見したいですね。
いつも見慣れているものでも、プロが写すと絵の切り取り方やアングル、迫力等々私のような素人の写真とは全然違います。
帰省する楽しみが一つ増えました。
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