日別アーカイブ: 2020年1月18日

2020 AKITAワンダフルフェス 初日参加リポート

今年も代々木公園にやって来ました。
と言っても、私個人は昨年は都合が付かず、今年が初参加です。
かつて、築地本願寺境内や築地場外市場、東京ビッグサイト前公園で開催されてきたハタ1グランプリは昨年からこのAKITAワンダフルフェスへ変わり、秋田県と鳥取県のハタハタ関係料理の人気投票による競争から、きりたんぽ鍋や横手焼きそば、稲庭うどん等々オール秋田料理の競争では無いお祭りへ変わったのです。
我々八峰町は今年もハタハタのしょっつる鍋を提供しました。
ハタハタのオス、メス各一匹の合計2匹と豆腐、長ネギが入って400円です。

初日の担当は、ふるさと会メンバー7名(戸田会長、芹田幹事長、神馬顧問、、丹波幹事、飯田幹事、須藤幹事、白木)と役場の産業振興課・本庄主事でした。

一昨年までのハタ1グランプリではハタハタ料理がメインだったので、ハタハタのしょっつる鍋がダントツの人気と列の長さを誇っていました。
(全5回中、グランプリ受賞4回、2位1回)
しかし、オール秋田料理の今回は、一番人気は横手焼きそばでした。
その列の長さは約20mもあってビックリしました。
かつてのハタ1グランプリでもここまでは長くなかったと思います。

2番人気は大館のきりたんぽ鍋でした。
実はきりたんぽ鍋とはブースが隣同士だったので、互いの状況が良く分かったのですが、朝の準備中にきりたんぽ鍋の値段を見てビックリしたのです。
ハタハタのしょっつる鍋が昨年同様の400円に対して、きりたんぽ鍋はなんと700円!なのです。
いくら有名でも、これはちょっと強気過ぎるのでは? と思ったのです。
食べようと思ってもいざ値段を見て控えて、隣の400円のハタハタのしょっつる鍋に流れる方が多いのでは? シメシメと思いました。

しかし、いざ販売が始まってその並ぶ列の長さを見たらショックでした。
大体常にハタハタの列の2〜3倍も長いのです。

これまでは秋田の郷土料理はハタハタのしょっつる鍋がダントツの一番人気だと思っていたのですが、実は3番目でした。
それも1番、2番とは僅差では無く、かなり離されての3番でした。
現実を初めて目の当たりにして、かなりショックを受けました。
その動揺で本当はブースの前で呼び込みなどやっていられる状況ではありませんでした。
しかし、せっかくお手伝いに来たのに、打ちひしがれてボケッと突っ立っていても仕方ありません。
気持ちを切り替えて精一杯の声を出して呼び込み続けました。

その内、ブースの並び沿ってどれにしようかと物色的に歩いているのでは無く、公園の入り口方向から真っ直ぐにこちらへ向かって歩いてくる方を良く見るようになりました。
それら方々はハタ1グランプリの頃からハタハタのしょっつる鍋を食していて、今回もそれを楽しみにしていた方々でした。
当然ながら、それらの方々には声を掛ける必要は全くありませんでした。

また会場の真ん中に設置されているテーブル席から白い丼容器を持ちながら歩いてくる方も何人かいて「とても美味しい! もう一杯いただくわ!」と言ってくれたり。
「この調味料はここで売ってるの? 是非家でも使ってみたい。」とおっしゃる方が何名もいました。
残念ながらここではしょっつる(塩汁)自体は販売してなかったのですが、瓶詰めで置いてあるスーパーも結構ありますよと言ったら「あら、そう? 今度探してみるわ!」と言ってくれて、とても嬉しくなりました。
列の長さを誇るのも確かに人気を示していますが、多くの方からこのような言葉を直接聞けたことは本当にありがたく、隣の列の長さが全く気にならなくなりました。

呼び込みをしていて、サプライズがありました。
なんとこの前(2019/11/17)のふるさと会総会・懇親会で特別講演をしていただいた橋本五郎さんがテレビカメラを引き連れて当ブースに来てくれたのです。
事前には全く知らされていなかったので、皆とても驚き、嬉しくなりました。

尚、自分のお昼はお隣のきりたんぽ鍋をいただきました。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」です。
700円も惜しくありません。
ちゃんと列に並んで買いましたよ。(但し、法被は脱いで (^^; )

まず、汁を啜ってみました。
そしたら、これは美味い! 実に旨い!!
比内地鶏の出汁がとても良く出ていました。
これは700円の価値が十分あると思いました。

ここに並ぶ方々はもしかしたら、値段の多寡は全く興味が無いのではないだろうか、と思えて来ました。
値段は700円でも400円でも何円でもどうでも良いのです。
とにかく食べたいものは食べるのです。
久々に待ちに待ったふるさとの美味しい料理を食せるのです。
300円も安いからと言って、きりたんぽ鍋をやめてハタハタのしょっつる鍋に変える方はいないのです。
さすがに1,000円もしたら少しは考えるかも知れませんが、千円未満なら値段は全く関係無いのではないでしょうか。

もちろん、一般的には少しでも安く提供した方が喜ばれると思うのですが、ハタハタや豆腐、長ネギ等の仕入れ代と我々お手伝いメンバーの日当を出せるギリギリを苦労して狙わずとも、他の値付けも参考にして再検討しても良いのではないかと思いました。

尚、13時前には売り切れそうになり、一旦販売を45分間休止し、我々も一休みしました。
その後、少しでも多くの方に食べてもらいたくてハタハタを1匹にして300円で販売しましたが、それも14:44には完売してしまいました。
もし、45分の休止も無く、ハタハタ2匹を継続していたら、恐らく例年通り13時半頃には完売していたと思います。
もちろん、売れ残るよりは完売は嬉しいのですが、まだ食べたい方はたくさんいるのに、13時台の完売は早過ぎます。
これはほぼ毎年のことで、来年はもっと多く仕入れようと毎年言っているのに、残念ながらほとんど変わっていないのです。

因みに、あんなに列が並んでいた横手焼きそばも、大館のきりたんぽ鍋も17時まで販売していたようです。
これは昨年の経験もあって用意する数を適切に見積もりできていたのだと思います。
早くの完売を誇るより、食べたいと思って寒い中、遠くから来てくださる少しでも多くの方々に食べていただけるように努力するのも我々の重要な責務ではないかと思います。

せっかく会場にお越しいただいたのにハタハタのしょっつる鍋を味わえなかった皆様、大変申し訳ございませんでした。m(_ _)m
来年こそは更に多くの皆様に味わっていただけるよう努力いたします。
また、来年皆様にお会いできることを楽しみにしています。

リポーター:白木

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