八峰町発注の業務委託契約を巡り、当時の町建設課の職員2人が背任容疑で書類送検された事件で、水増しされた契約2件はいずれも元会計年度任用職員の男性(61歳)=昨年10月退職=が起案していたことが13日、分かりました。
町はほかにも同様の契約がないか調べ、確認された場合は被害届を提出し、弁済を求める方針です。
町などによると、元会計年度任用職員は上司の男性主任(37歳)と共謀し、2021,2022年度に行った八森浄水場の業務委託契約2件で、業者に対し見積額を計77万1100円水増しするよう指示し、町に損害を与えたとされます。
2人は業者からテレビなどを受け取ったと話しています。
元会計年度任用職員は2017年度から臨時職員として勤務し、水道施設の管理や工事を担当。
町の調査に「自分が主導的な役割を果たした。物欲を抑えられなかった。」と説明。
主任は「犯罪性は認識していたが、自分は指示していない」と話したという。
町によると、2件はいずれも1社からのみ見積もりを取る随意契約。
2人が所属する建設課が見積書と随意契約にすべきとの理由書を契約担当の総務課に提出し、決裁を受ける仕組みになっていました。
町は現時点で1社による随意契約を禁止していないが、堀内満也町長は「問題があった」として見直す考えを示しています。
県警は業者側の担当者を背任ほう助の疑いで12日に書類送検しました。
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<以下は白木個人の意見/感想です>
本当に不思議です。
このような犯罪を犯して、未来永劫誰にも気付かれずいられると思っていたのでしょうか。
主任も「犯罪性は認識していたが、自分は指示していない」って、なんと悲しい言い訳でしょうか。
このような業務は自分の目の前に転がっている役得を抑えるのが大変な業務だと思います。
でも、気付く/気付かれると言ったレベルの問題では無く、また役場の職員だからでも無く、そもそも人として絶対あってはならないことです。
社会で生きる人間として、それぐらいの矜持は持っていたいと思います。
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