日別アーカイブ: 2024年1月14日

2023年ハタハタ漁獲量110トン 1995年の禁漁明け以降最少

2023年(1~12月)のハタハタ漁獲量は沖合、沿岸合わせて110トン(暫定値)で、禁漁が明けた1995年以降最少となったことが9日、秋田県水産振興センターへの取材で分かった。
これまでの最少は1995年の143トンで、昨年は197トンだった。

センターによると、12月31日までの漁獲量は沖合17トン、沿岸93トンで、沖合が昨年同期比で約7割減、沿岸も約2割減となった。
沿岸は八峰町岩館と八森、能代市などの北部で58トン、男鹿市の北浦など中央部で52トンだった一方、にかほ市など南部は0.1トンにとどまった。

本県では1995年以降、乱獲を防ぐため漁獲枠を設定。
近年は操業日数で管理する手法に切り替えて日数の上限を地区ごとに定めるなど、資源保護に取り組んできた。

センターの藤原剛研究員は、水温上昇など海洋環境の変化がハタハタの資源量減少に影響しているとし「従来の手法による資源管理が難しくなっている。今後は環境を考慮した管理手法を考えていくべきだが、どの環境要因がどう影響しているのか判然としない。手探りの状態だ。」と話した。

本県の漁期(2023年9月~2024年6月)の漁獲量も、既に盛期を過ぎていることから今後大きな伸びは見込めず、禁漁明け直後の143トンを下回り最少となる見通し。

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
一時禁漁期間もありましたが、結局は漁獲量激減の流れを食い止める効果はありませんでした。
それにしても、本当に激減です。
鳥取や兵庫のハタハタをいただくか、ハタハタを諦めるか・・・。
八峰町のハムレットか!?

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ハタハタ食文化、衰退懸念 秋田県の2023年漁獲量、禁漁明け最少

秋田の県魚として親しまれてきたハタハタが、身近なものではなくなりつつある。
近年は記録的不漁が続き、2023年の漁獲量は1995年の禁漁明け以降最少となった。
漁獲の低迷は秋田に根付いてきた食文化の衰退にもつながりかねず、さまざまな業界に影響が広がっている。

「雌1匹900円」。今月6日、秋田市の70代男性は鮮魚店に並んだハタハタの値段を聞いて、悩んだ末に別の魚介を手に取った。「毎年ハタハタを食べているが、今年は高くて全然食べられていない。高級品になってしまった」

2023年(1~12月)の漁獲量は沖合、沿岸合わせて110トンで、記録的不漁とされた2022年の197トンをさらに大きく下回った。
今季の漁期(2023年9月~2024年6月)で見ても、漁獲量は12月末時点で109トンと低迷しており、禁漁明け直後の143トンを下回って最少となる見通しだ。

不漁続きの影響は、各方面に広がっている。
冬場の名物として5千~1万円のコースにハタハタ料理を組み込む能代市柳町の料亭魚松では今季、12月下旬に始めたハタハタの提供を、正月を待たずに終えた。

期間中でも提供できたのは客からの要望があった時のみ。
12月下旬に八峰町でまとまった水揚げがあった以降も、仕入れ値は1キロ当たり3千円ほどで、コースに組み込める価格に落ち着かなかった。
宇佐美正代表は「これだけ高いとぜいたくな使い方はできない。昨季も不漁で提供期間が短かったが、さらに深刻な状況になってしまった。」と嘆く。

男鹿市の和風レストラン「きりん亭」では、12月下旬以降、ハタハタを3,4匹使う人気メニュー「はたはたタルタル丼」と、ミニサイズの丼がついた「ご当地グルメ膳」が欠品している。
近年の不漁続きに今季の水揚げの少なさが追い打ちをかけ、仕入れ先から今季はもう納品できないと伝えられた。

提供再開のめどは立っておらず、代表の伊藤智弘さん(60歳)は「小さい頃は『猫もまたぐ』と言われるほどハタハタが浜にあふれ返っていた。まさかこんな日が来るとは。」と語る。

ハタハタずしや燻製(くんせい)ハタハタを製造するにかほ市平沢の「三浦米太郎商店」の三浦大輔社長(40歳)も「原料がないことにはどうしようもできない。」と肩を落とす。

以前はほぼ県産ハタハタを使用していたが、昨年9月ごろから漬け始めた2023年度出荷分は県外産を取り寄せて製造した。
2023年度分は例年通り販売できているが、2024年度出荷分に使用するハタハタの入荷のめどは立っていないという。

三浦社長は「『脱ハタハタ』を考え、他の魚介類を使用した商品作りを早急に進める。
大量のハタハタが再び取れることを信じて、今は会社を守り、受け継いできた食文化を守りたい」と話す。

秋田市民市場の鮮魚店「安亀」の店主安田昭夫さん(72歳)によると、今季は10月中に沖合ハタハタの入荷がなく、11月に入りようやく仕入れが始まった。
その後、沿岸漁が始まっても漁獲の好不調が激しく、数十箱単位で仕入れたくても「他の業者にも振り分けないといけない。」と数を抑えられたこともあったという。

仕入れ値は数年前の倍に膨らみ、漁獲が少ない中で手に入れるのも一苦労。
だが最もこたえるのは消費者の「ハタハタ離れ」だという。

安田さんは「高値が続き、食べなくてもいいという人が増えていくのがさみしい。ほかの魚はいいかもしれないけど、秋田の人にとってハタハタはそういう魚じゃない。」と力を込めた。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
「雌1匹900円」! マジですか!!
私が小学生の頃は、ハタハタを獲っている船が沈みそうになるくらいにハタハタを満載して岸壁に水揚げしてました。
岸壁はどこもかしこも所狭しとハタハタが入った木箱が積み上がっていて、騒然としていました。
今は当時のその賑わいもほとんど無いんでしょうね。
当会はかつて築地本願寺境内でHATA-1グランプリでハタハタのしょっつる鍋を安く提供し、ふるさとの味を懐かしむ大勢の方に大人気でした。

HATA-1グランプリ3年連続獲得❗️(2017/12/9)

当時は400円ぐらいでしたが、もし今開催したら一杯いくらになるんだろうか?
オス・メス各一匹づつ入って、ふるさとの美味しい長ネギと豆腐も入ってるので、1,600円ぐらいか!?
これでは成立しないですね。

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出来秋願い果樹の剪定作業

ナシやブドウの産地で知られる八峰町峰浜地区の果樹園で、剪定(せんてい)作業が行われています。
剪定は、良好な結実を確保するために欠かせない冬季間の作業。
果樹農家は寒さに耐えながら、出来秋に願いを込めて枝を切り落としています。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
何もこの寒い時期にやらなくても・・・、と思うのですが、刈り取りから逆算すると、この時期にならざるを得ないのでしょうね。
峰浜のナシは本当に甘くて美味しいです。

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八峰、藤里町で消防出初め式

八峰町と藤里町で7日、消防出初め式が行われ、団員たちは分列行進で住民に消防人の心意気を示すとともに、式典で無火災への誓い、地域防災の担い手となる覚悟を新たにしました。

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※ 八峰町の写真ではありません。

<以下は白木個人の意見/感想です>
地域の消防を担う分団員は皆商売や会社員などの本業があるので、肉体的にも精神的にも本当に大変です。
しかもその副業は人命や家屋/財産を守るというとんでもない崇高な使命なので、本業以上に手を抜けません。
だからこういった形で地域住民に対して、自分らの覚悟をしっかり披露すると共に自ら再認識する必要があったんだと思います。
本当にご苦労様です。

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