先月25日の網入れから3週間余り。八森漁港(秋田県八峰町)の季節ハタハタ漁は18日にようやくまとまった水揚げがあった。
しかし、量はわずか7キロほど。
初漁の喜びを味わえた漁師はほんの一握りだった。
18日朝、「第五漁豊丸」の網にかかったのは3匹。
ほかにもっと少ない船があったため、船頭の庄内弥志さん(39歳)は「げっぱ(最下位)でねがった。」と口にしていたが、引きつった笑顔には初漁に出遅れた悔しさがにじんでいた。
「男鹿に続け」と勢いづいていた翌19日、船着き場と漁場を3往復して取れたのはわずか6匹。
大漁とはほど遠い現実を突きつけられた。
同じ船に乗る庄内章さん(68歳)はいつもひょうひょうとしているが、この日は船着き場に戻るたびにがっくりと下を向く始末。
「『またあしただ』っていうのもあど疲れてきた。」珍しく弱音も出た。
初競りが行われて形上は初漁を迎えている八森漁港だが、漁師たちの雰囲気が良くなっているわけでもない。
手応えのない期間が想定外に長く、息切れし始めている人の方がむしろ多い気がする。
この日、唯一のいいニュースは沖合漁の船で1.08トン弱の水揚げがあったこと。
章さんは「沖で取れてるならまだ魚は来る。いつもは冬至で一段落だけど、まだまだがんばらなきゃ。」と気を持ち直した。
<以下は白木個人の意見/感想です>
「げっぱ」懐かしい!
何十年かぶりで聞きました。
確かにそんな言葉がありました。
しかし、一回漁へ出て「3匹」「6匹」ですか!?
確かに「あど疲れてきた」漁師さんの気持ちが分かります。
なんとか、神風が吹いてくれないでしょうか。
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