NPO法人白神ネイチャー協会第20回植樹祭参加レポート

2019.10.6
会 長 戸田眞里
副会長 成田勘一

植樹ボランテイアによって毎年開催されている白神植樹祭は今年で20回目との事。
世界遺産白神山地に隣接する周辺の橅の森がどんどんなくなってしまうことに危惧を感じた初代会長の工藤英美氏が「どうにかして橅の森を守りたい」という思いで今から20年前に相談したのが「東京農業大学地域環境学部森林総合科学科教授 福永健司氏」でした。

以来教授と教え子たちから「橅の苗作り〜育成〜植樹」という山の再生方法を学びながら植樹を行っているのです。
教授は学生の現場での学習とボランテイア活動を含め、毎年十数名の学生さんを連れてきているそうです。

現会長の辻正英氏初め植樹には200名超のボランテイア(スタッフ含む)が参加しました。
白神体験センターでの辻会長の挨拶は「山の二つ森、海の二つ森、この二つの森を守り100年構想でぶなの森の再生と海の鰰の生育を願っている」との事でした。
素晴らしい構想と思いますし、きっと実現すると思いました。

スタッフによる植樹の方法の説明を受けた後9台の中型バスに分乗して山へ出発です。
場所は車で50分、徒歩で20分の通称ナメトコ沢という所で、当日は晴天に恵まれ山林を風が通り抜け爽やかな植樹日和という感じでした。
各班ごとに場所が決められていてそこは綺麗に伐採されていました。
3年かけて育てられた丈が1mくらいに成長しているビニールポットに入った苗を一人3ポットと目印用の棒を持って山の斜面へ降りて行きます。(144名x約3ポット)
穴掘りは力のある男性に深さ20cm位に掘ってもらいポットから出した苗を入れ土を被せます。
私達3人(工藤哲弥先生、成田勘一、戸田眞里)5号車の植樹場所は写真5号車のところで3人は赤丸印のところに植えました。
そして苗の場所に目印の棒を立て(雑草刈りの時に間違えないように)各自で日にち、名前、メッセージ等を書いて無事の成長を願い祈りました。

およそ1時間の植樹が終わると昼食です。持参したおにぎりや申し込んだお弁当を受け取り「ひより会」提供のつみれ汁をいただきました、とても美味しかったです。
昼食場所の近くに私が2008年10月5日に植樹した木があるから見ますか?と町のボランテイアの佐藤さんに聞かれたので是非にとお願いしました。
少し藪を入ったところに大きく成長した橅の木を指差して「あの木か向こうの木がそうです」と大体の場所を教えて頂きました。
11年前に私が植えた橅がなんと高さ3メートルくらいに成長していて大変感動しました。
今回植えた橅の10年後は見届けられないかもしれませんがきっと大きく成長し橅の森の一本になってくれるものと思います。
参加して本当に良かったです。

西巻富子さんの終了のご挨拶で解散、留山OPと帰宅グループに分かれ植樹祭は終了しました。

*参加者人数情報(西巻富子さんからの情報)
全体:204名(スタッフ含む)。 植樹者:144名。 農大生:16名
県外:10名。 小学生と幼児:21名

*協会ではボランテイアを募集しています、協会のHPでご確認下さい。

記事   戸田眞里

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