秋田25市町村駅伝、今年10月の大会で休止 人口減で選手確保難しく

10月1日に秋田県由利本荘市で行われる第10回秋田25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン!」の実行委員会第1回総会が9月1日、秋田市の県市町村会館で開かれ、今大会で休止することを決めた。
実行委は人口減や少子高齢化により、一部の市町村で選手の確保が難しくなったことを理由に挙げた。

市町村対抗駅伝は小学生から大人までがたすきをつなぎ、地域活性化を目指そうと2014年に第1回大会を秋田市で開催した。
各自治体が持ち回りで実施し、第5回大会が台風、第7、8回大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったが、昨年は第9回大会を仙北市で行い、これまで6大会を6市で実施した。

実行委によると、コロナによる2年連続中止が選手の参加に悪影響を与えたほか、各市町村から特に高校生と女子選手の確保が困難になっていると相談があったという。
当該市町村に居住していなくても、出身者や2親等以内の家族の出場を認めたが、昨年は八峰町と井川町が選手をそろえることができず、オープン参加となったことが休止検討の決め手になった。

県スポーツ振興課の米田裕之課長は「全市町村が同じ条件で参加することが年々難しくなっており、現行制度上での継続は困難という判断に至った」と話した。
大会再開のめどや新たな大会の開催についてはこれから検討するという。

<第10回大会、由利本荘市で号砲 30チームがたすきつなぐ>

実行委総会では第10回大会の実施内容を確認し、終了後にユニホーム贈呈セレモニーを行った。

実行委は県や各市町村、秋田陸協、秋田魁新報社などで構成。
総会には28人が出席した。
副会長の石黒道人・県観光文化スポーツ部長が「各市町村がメンバーをそろえるのに苦労したが、10回目を記念すべき素晴らしい大会にしたい」とあいさつした。
コースはナイスアリーナを発着点とする8区間計24.22km。
小学、中学、高校生以上の各男女、一般男子、壮年(市40歳以上、町村30歳以上)の8人が、旧本荘市内や鳥海山ろく線の子吉駅などを経由してたすきをつなぐ。
選手が減ったため高校女子と一般女子を統合、「高校生以上女子」として1区間減らした。
高校男子は「高校生以上男子」となり一般男子も出場できる。
市、町、村の3部門と全部門を通じた総合で競う。
当日は午前9時からナイスアリーナ前で開始式を行い、正午にスタートする。
県内全25市町村から30チームが出場する。
9月30日と10月1日の2日間は、ナイスアリーナ前で由利本荘市を中心とした9市町村のグルメを楽しめるブースが設置される。
30日は民俗芸能や民謡、ダンスのステージイベントも開かれる。
セレモニーでは、石黒副会長が開催地の由利本荘市、前回の各部門を制した大館市、美郷町、大潟村の担当者にユニホームを手渡した。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
中止はとても残念です。
「昨年は八峰町と井川町が選手をそろえることができず、オープン参加となったことが休止検討の決め手になった。」と我が町が中止原因の一つになっています。
条件が緩和されているので、今年は大丈夫なのでしょうか。
大きな市では2チーム出場するところもあるので、少ない町村に合わせてコースを縮小するのはどうかと思いますが、何か良い対応策はないものでしょうか。
何とか知恵を出して、今後も大会を続けていただきたいと思います。

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