無投票再選の森田新一郎・八峰町長に聞く 少子化対策を手厚く

4月12日告示された八峰町長選で、現職の森田新一郎氏(70歳)が無投票で再選を果たしました。
当選から一夜明けた13日、町政運営への意気込みなどを聞きました。

―2018年の前回選挙に続き無投票当選となった。

「新人で臨んだ前回は能力や政策実現力が分からない中で選んでもらった。
今回は選挙を戦い、1期4年間の取り組みを町民に評価してもらいたかった。
結果は無投票となったが、1期目以上に町民からの期待やプレッシャーは大きいと感じている。
それをばねに町民に満足してもらえる結果を残すことにこだわる。」

―2期目ではどんなことに力を入れていくか。

「1期目では空き家対策や子育て支援、高齢者向けの町内巡回バスの試行運転など、さまざまな事業が動き出した。
2期目ではこれらに一層磨きをかけたい。
事業を定着させ、町民に効果を実感してもらえるようにしたい。」

―最優先課題は。

「少子化に最も危機感を感じている。
出生数は年々減少しており、このままでは1桁台になるのも時間の問題だ。
減少のペースを緩めるため、手厚い支援策を打ち出していく。
若い大人を増やし、子育て世帯を応援するためにはどうすればいいのか。
これまで以上に知恵を絞らなければならない。」

―具体的な方策は。

「移住・定住や産業振興の分野で地道な取り組みを続けていくしかない。
漁業分野では、若手漁業者がサーモン養殖を始めるなど元気な芽が出ている。
これが軌道に乗れば新たな雇用創出につながる可能性があり、町として支援していく。
人口が減っていく中でも、若者が夢と希望を持ち、高齢者が安心して暮らせるようなまちづくりを進めていく。」

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
森田町長、再選おめでとうございます。
インタビュー記事にあるように、最優先課題は「少子化」と答えており、その課題認識については安心しました。
ただ、その具体的な方策については、「減少のペースを緩めるため手厚い支援策を打ち出して行く」と言っていますが、これは従来路線の継続ではないでしょうか。

広報「はっぽう」2022年4月号に掲載されている、3月31日時点の人の動きには次の通り記載されています。

人口:6,030人(対前月56人減)
出生:0人

これまでの路線の延長ではもう無理だと思わないでしょうか。
もちろん、これはこれで必要な事ですが、トレンドを大きく変える事は無理です。
テレワークのモニターを始めたようなので、是非早々に県も政府も促進するテレワークによる「転職なき移住」を強力に推し進め、子育て世帯の家族ごとの獲得を目指していただきたいと思います。
詳細には、昨年(2021/7/16〜8/6)に町が募集したパブリックコメントへ、私が応募した意見をお読みいただければ幸いです。

世の中は、次回5年後の町長選挙まで八峰町だけを特別待ってはくれません。

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