日別アーカイブ: 2023年12月10日

沖合ハタハタ漁、低迷続く 水揚げ100キロ→今季は10トンに・・・

季節ハタハタ漁より一足早く盛期を迎える沖合ハタハタ漁の低迷が続いています。
今季は7日までの水揚げが10トンで、過去10年の同時期で最も少ない。
2020年までは100トンを超える水揚げがあったが、その後は不漁が続いています。
ハタハタずしなどを製造する食品加工業者は「来年以降も製造できるか、今のままでは分からない。」と肩を落としています。
6日午後4時過ぎ、にかほ市の金浦漁港に底引き網船が次々と戻ってきました。
船から降ろされるさまざまな魚種の発泡スチロール箱の中に、ハタハタの箱も交じっていました。
このうち「浩栄丸」は、沖合で約90箱分(1箱約3キロ)のハタハタを水揚げしました。
10月から始まった漁でこの日が最も多く取れたというが、同船の今井浩一さん(55歳)は「以前と比べたら全然」と渋い表情を見せました。
にかほ市全体では、8隻の底引き網船が10月ごろからハタハタ漁を開始。
漁獲は4日時点で約3トンにとどまる。

浩栄丸も水揚げは1トン余り。
今井さんは「3,4年前までは1日千箱を水揚げすることもあった。その頃は船の中で選別しきれず、陸に運んでから10人以上で仕分けした。」と振り返ります。

沖合での漁は通常、11月がピーク。
だが今季は12月7日時点での漁獲は10トンにとどまる。
県水産振興センターによると、ハタハタの資源量の減少が最大の要因で、近年の海水温上昇が冷たい水を好むハタハタの稚魚の生存に悪影響を与えている可能性があります。

不漁を受けてハタハタの価格は高騰しています。
県漁業協同組合南部支所(にかほ市)によると、4日の競りでは大サイズで1キロ約8千円を記録しました。
宮崎仁志業務課長は「聞いたことがない高値。まとまって取れる漁場が少なく、漁師たちは狙いにくいようだ。」と話す。
7日時点の水揚げが1.2トンと、昨年同期(19トン)の1割に満たない北部支所(八峰町)でも、6日に1キロ約5千円で取引されました。
門脇哲也支所長は「1キロ当たり1,500~2千円ぐらいが適正価格。
この値段では若い人が食べなくなる。」と嘆く。
資源量の回復が見通せない中、食品加工業者はハタハタに頼らない経営を模索し始めました。
男鹿海洋物産(男鹿市)では、年末に向けて需要が増えるハタハタずしを受注生産しており、本県産の沖合ハタハタを使って製造してきました。
3年ほど前からは沖合漁が不振のため、他県産なども使ってしのいできたが「それも今年が限界」と担当者は話す。
ブリを使った加工品を開発するなど、ハタハタに頼らない経営にかじを切り始めています。
担当者は「新しい商品で営業をかけているが、ハタハタの売り上げを補えるかどうかは不透明だ。」と話しました。

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
今年も、と言うか、今年は例年に無く、更に低迷が続くようです。
もし、原因が海水温の上昇という地球規模の変化なら、もうこれ以上期待するのは無駄ですね。
もうハタハタは兵庫/鳥取県の名物と諦めましょう。
キロ5,000円とか、8,000円って、誰が食べる、どんな高級料理なんでしょうか。
ハタハタのしょっつる鍋は、かつては冬の庶民の家庭料理だったと昔話になるのでしょうか。
でも、最後にしょっつる鍋を思いっ切り食べて終わりにしたいけど、それも叶わないか (ToT)

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核心地域入山在り方協議の場を

秋田県側の白神山地世界遺産地域巡視員会議が4日、八峰町文化交流センター・ファガスで関係者約30人が出席して開かれました。
原則入山禁止となっている本県側の核心地域を巡り、巡視員から「遺産地域への理解を深めるために入山することも必要」として入山の在り方を協議する場を望む意見があり、林野庁東北森林管理局は関係機関と検討するとしました。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
青森県側の「原則届出制で入山可」と秋田県側の「原則入山禁止」の整合性については、これまで毎年議論されてきましたが、残念ながら一向に進展はありませんでした。

白神入山規制見直しを提案 (2022/12/11)

青秋林道では、秋田側は県境まで林道を造ったのに、青森側は反対して造らなかったのです。
互いにこの方針と全く逆転するような現況は一体なんなんだろう。
早く両県歩み寄り、白神山地革新部に対する方針を整合させていただきたいと思います。

青秋林道はなぜ止まったのか

世界遺産白神山地.「青秋林道計画~遺産登録になるまで …

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八峰町とモンベル協定締結へ

八峰町は、アウトドア用品メーカー「モンベル」(本社・大阪市)と「連携と協力に関する包括協定」を結びます。
アウトドア活動の促進などで町の活性化を図る狙い。
4日の町議会全員協議会で町当局が明らかにしました。
20日に大阪市で協定締結式が行われます。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
私も若かりし頃は3,000メートル級の高山を登山していました。
富士山、白山、槍ケ岳、剱岳、奥穂高、前穂高、西穂高〜奥穂高縦走、北岳、など全て単独でテント泊でした。
眼前に聳える岩稜の雄大さ、険しさには何度も感動しました。
しかし、この岩壁の一体どこに人が登れるルートがあるのか!? 嘘だろう!?
さすがにここは勇気ある撤退も有力な選択肢ではないだろうか、と壁を前にしてテントで一泊してても同じことの堂々巡りで全く寝れないことも何度もありました。
こういう時には単独では無く、友人らと登っていれば壁に向かう気持ちも随分と楽なんだろうなと思いました。
でも、最終的には全て独りで登り切りました。
それは私が特別に勇気がある訳では無く、「まずは行けるところまで行ってみよう」の繰り返しだったからでした。
「危なそうだったら、そこから撤退すれば良い!」と思えたからでした。
でも、いざ登山を開始すると、折角ここまで登ったのに、と中々途中で戻れませんでした。

特に危なかったのは、「西穂高〜奥穂高縦走」でした。
普通の山だったら絶対鎖が付いている壁に何も付いてないのです。
「エッ!嘘でしょう!? 落ちたら真っ逆さまじゃん!!」と顔が真っ青になります。
しかも、この区間の岩壁は結構岩が脆く、手で掴むとグラグラして取れそうになるのです。
足場も狭くて谷側に傾斜していて、更にグラグラして落ちそうなのです。

そんな壁を垂直に登り降りしたり、トラバースしたりで、ミスったら滑落して死亡することは確実な本当にアンビリな登山路でした。
しかも、折角登った数百メートルの壁をまた数百メートル降り、また登ることを何回も繰り返して、精神的にも体力的にもとても厳しいコースでした。
尚、私が登った前日に滑落した登山者を救助するヘリコプターが何が原因でか分からなかったのですが、救助中に墜落してしまったのです。
その救助の方が何人もいました。

道標も十分に設置されてなく、一時濃い霧が出た時にはミスコースしてしまい、突端に出てしまいました。
そこはさすがに降りるのは不可能だろうと思ったのですが、ミスコースしたとは思ってないので、行くしかないか、思ったところで、霧の向こうから「おーい。そこは違うぞ! 戻れ!」と叫ぶ声が聞こえてきたのです。
違うぞと言われても、どこが正解なのか、どこまで戻ればいいのか分からなかったので、後続で登って来る人がどう降りるのか見ようと待っていたら、霧が少し薄くなって、後続の登山者がかなり手前のところで飛騨側へ降りて行くのが見えたのです。
あんな手前から飛騨側へ降りるのか!? と思ってそこまで恐る恐る戻ったら、ちゃんと道標がありました。
折角の数少ない道標を見逃していたのです。

それにしても、こちら側からは霧で見えなかったのですが、一体誰が教えてくれたんだろうか。
自分の守護神のご先祖様が見護ってくれていたのだろうか。
本当に助かりました。
その他にも食料問題や携帯バッテリー、電波圏外などいろいろな問題が発生し、いちいち書く訳にはいきませんが、本当に良く生きて帰ってこられたと今でも胸を撫で下ろす登山でした。

モンベルはその頃から知ってる登山用具の国産ブランドでした。
もちろん、その全ての製品で安全性、精度、強度、防寒性能、通気性、扱い易さ、や実体験からフィードバックされた細かな工夫もあって素晴らしい性能であることは十分分かっているのですが、何せ高価なんです。
貧乏人の私には全く手が届きませんでした。(T_T)

そのモンベルと町が連携と協力に関する包括協定を結ぶと聞いて、本当に驚きました。
恐らく、協力内容はモンベル7つのミッションだと思います。

1. 自然環境保全意識の向上
2. 野外活動を通じて子供たちの生きる力を育む
3. 健康寿命の増進
4. 自然災害への対応力
5. エコツーリズムを通じた地域経済活性
6. 一次産業(農林水産業)への支援
7. 高齢者・障害者のバリアフリー実現

どれも町には重要で必要なことです。
また、これからインバウンドを増やして行くことにも少なからず貢献すると思います。
今後の具体的な成果に期待したいと思います。

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