能代市は8月28日、能代山本4市町が国の交付金を受けて実施している「地域連携DMOあきた白神ツーリズムを核とした観光地域づくり推進事業」について、取りまとめ役の市が手続きを怠ったため、本年度の交付金計1,679万円を受けられなくなったと明らかにしました。
市総合政策課によると、4市町は2019年度から毎年度、海外誘客に取り組む白神ツーリズムに負担金を支払って同事業を進めており、本年度まで半額が国から交付されることになっていました。
4市町が本年度分を交付申請するに当たり、市が県へ計画書を提出して交付額の内示を受ける必要がありましたが、同課の担当者が今年1月の締め切りまでに提出しなかったため、4市町とも申請できなくなりました。
県は市に対し、計画書の提出前に相談するよう通知していましたが、この担当者が継続事業は対象外と誤解し、相談しないまま手続きを失念したという。
7月に藤里町の職員が申請漏れに気づきました。
白神ツーリズムによると、4市町からは予定通り負担金の支払いを受けており、運営に支障はない。
国から交付を受ける予定だった額は能代市838万円、三種町320万円、八峰町278万円、藤里町242万円。
この分の財源について、三種町は一般財源を充てる補正予算案を町議会9月定例会に提出します。
ほか3市町は検討中です。
能代市総合政策課は「確認不足と連携不足が重なった。チェック体制の強化や他自治体との連携を見直すことで再発防止に努める」としています。
<以下は白木個人の意見/感想です>
これは大変です。
白神ツーリズムは予定通り負担金の支払いを受けているのが幸いです。
これは、市の担当者一人の責任には出来ません。
二重チェックの仕組み/ルールはなかったのでしょうか。
もし、無かったとしたらこれは組織の問題です。
組織長の責任がより大きいと思います。
担当者個人は「今後は勘違いやミスが無いようにしっかり確認します!」と反省したとしても、一人担当制を継続するなら、なんの再発防止策にもなっていません。
担当業務のローテーションを数年ごとに実施して、現任担当者は一人としても前任者との二重チェックはしっかりできる体制を作っていかなくてはなりません。
逆に長期に渡って一人が担当すると色々な弊害が出てくるのは、残念ながら世の常識です。
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