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ふるさと手作りCM大賞で三種町が優秀賞 2年連続で上位入賞

県内の市町村が、まちの魅力をPRする映像作品の出来栄えを競った昨年の第22回「あきたふるさと手作りCM大賞」(AAB秋田朝日放送主催)で、三種町が最優秀賞の「ふるさとCM大賞」に次ぐ優秀賞の「秋田銀行賞」を受賞しました。
「元気の秘訣とは…」のテーマで、町が推進するクアオルトウオーキングを取り上げた内容で、前回の大賞に続き上位に入りました。
同町のCMは1年間で100本同局で放映されることになり、すでに流されています。
能代山本の他市町は上位入賞にはなりませんでした。
能代市が「木都Re-Rising」として木材のまちを売り込み、出演した市職員が「主演男優賞」を受賞。
藤里町は「それぞれの、藤里」をテーマに町内に移住した地域おこし協力隊2人が1人キャンプや温泉など白神山地の麓の町での楽しみ方を伝え「新視点で伝える賞」。
八峰町は「絶好調八峰町峰浜梨edition」とし特産の峰浜ナシのみずみずしさを果実をかむ音も入れながら紹介し、「サクサク・デリシャス賞」とされました。
審査会の番組、各市町村のCMは同局のホームページで見ることができます。

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23市町村全てのCMが見られます

<以下は白木個人の意見/感想です>
今年もこのシーズンになったんですね。
毎年町のCM動画(30秒)を作るので、過去にやったテーマと被らないようにすることが大変だと思います。
それにしても、動画の技術レベルはとても高いですね。
それは、簡単に動画を編集できる無料ツールを利用したり、更には高価なプロ用編集ツールを活用しています。
但し、ストーリーや脚本などのオリジナリティは様々ですね。
作成者も地域おこし協力隊や中学生/高校生等々様々です。
どんな動画が見る方への訴求力が強いのか、心を打つのか、とても勉強になります。
我が町は今回は峰浜の梨に特化しています。
シンプルだけど食べる音で美味しさを訴えるとても良いCMだと思います。

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季節ハタハタ、年明けの水揚げなくほとんどの漁師は終漁

県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は年明け後も行われています。
記録的不漁の今季、昨年12月30日から中断していた漁は今月3日に八峰町の八森、岩館両漁港で再開されましたが、水揚げはありません。
岩館漁港では6日までに刺し漁を操業する7経営体すべてが今季の漁を終えるなど、ほとんどの漁師がこの日までに漁を終えました。
岩館漁港で操業する漁師の男性は「昨季は1、2歳魚が少なかったので今季は期待し
ていなかったが、それにしても全然取れなかった。1、2歳魚が全くと言っていいほ
どいなかったので、来季は全然取れないのではないか。」と話しました。
同支所管内の沿岸漁は、10日まで行えます。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
今季は記録的不漁、来季も希望が持てない状況ですか。
何度も同じことを言いますが、輝サーモン養殖事業など新規事業を育成したり、ハタハタを継続するにしても産卵藻礁の育成や種苗放流(育苗放流)など人間側が可能な取り組みを継続するしかないのでは。

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八峰町のロゴ入りTシャツいかが モンベル製、ハタハタ館で販売

八峰町のロゴマークがプリントされたTシャツが、同町の八森いさりび温泉ハタハタ館で販売されています。
Tシャツは、町とアウトドア事業に関する包括協定を結んでいる「モンベル」(大阪市)製です。
昨年11月から販売しています。
ロゴマークは日本海に沈む夕日や波しぶき、白神山地の山並みなど地域の自然をイメージしています。
色はダークネイビー1色。
ロゴマークが胸部全体にプリントされたものと、左胸にワンポイントで入っているものの2種類があります。
サイズはXSからXLまで。
いずれも4,400円(税込)。

同館の檜森知子さん(55歳)は「トレッキングなど自然を楽しみに町を訪れた人に、ぜひ着てもらいたい」と話します。

問い合わせは同館TEL 0185-77-2770

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Tシャツの色が黒っぽいですが、実際の色はダークネイビーです。

<以下は白木個人の意見/感想です>
この八峰町ロゴ入りTシャツについては、昨年11/25に記事「ハタハタ館が八峰ロゴ入りTシャツ販売 モンベルと提携」を掲載していました。
その記事のコメントに、遠隔地に住む八峰町出身者も簡単に購入できるようにネット販売(happou Tシャツは既にPayIDで販売)か、ふるさと納税返礼品で扱ってもらいたい、と書きました。
しかし、残念ながら今現在もどちらにも無いようです。

そこで、上記のハタハタ館の問合先番号へ電話して、宅急便等で代引きで送ってもらうことは可能か確認しました。
結果、OKで次の料金が発生しました。

・商品代:4,400円
・代引き手数料:330円(購入金額により異なる)
・送料:1,040円 (届け先により異なる)
ーーーーーーーーーーーー
合計:5,770円

宅急便配達時にこの合計金額を支払います。
Tシャツ1枚にちょっと高いですが、少しでも町の応援になればいいなと思います。

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地元就職の参考に 県山本振興局「ふるさと企業仕事ナビ」発行

県山本地域振興局は、管内に本社や事業拠点を持つ会社の概要を掲載した冊子「能代山本ふるさと企業仕事ナビ2025」を発行しました。
若い世代に管内企業を知ってもらい、将来の地元定着につなげることが狙い。
各社の若手社員が感じている「やりがい」やプライベートの楽しみなどに関するコメントを充実させました。
仕事ナビは平成28年から毎年発行しており、今回が第10弾です。
管内高校などから社員の採用実績がある企業・団体から協力を受け、建設、製造、運輸、福祉、金融など、31社の情報を収集しました。
各社の情報は、業務概要や「求める人材像」、初任給や諸手当、勤務時間、休日・休暇、福利厚生など。
A4判35ページで、1400部を作成。
県ウェブサイトには電子版を公開しています。

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能代山本ふるさと企業 仕事ナビ 2025

<以下は白木個人の意見/感想です>
拝見しましたが、とても分かり易く、かつ応募者が関心ある重要な情報が網羅されています。
ただ、唯一残念なのは、全31社中我が町からは1社しか掲載がないのです。
確かに我が町は1次産業中心ですが、ここまで2次,3次産業が無かったとは・・・。
これでは、高卒の若い労働力がどんどん町外へ出て行きます。

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積雪一気、住民ら除排雪に追われる 八森地域で今季最低気温観測

能代山本は4日、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で朝から雪が降り、ふぶく時間帯もありました。
最低気温は能代市能代地域で氷点下2.6℃(午前1時54分)、八峰町八森地域が氷点下2.4℃(同2時39分)で、八森は今季最低を記録しました。
各地では前日から降り積もった雪の除排雪作業に取り組む住民たちの姿が目立ちました。
秋田地方気象台によると、この日の最低気温は能代地域が平年を0.8℃、八森地域が1.1℃下回りました。
最高気温は能代地域が2.0℃(午後0時16分)、八森が2.0℃(同0時19分)でした。
また、県建設部によると、同日正午現在の積雪は藤里町素波里が89cm、三種町琴丘地域が61cm、能代市ニツ井地域が59cm、八森地域が46cm、能代地域が23cm。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
この冬は大雪で除雪作業が大変ですね。
単に大変では済まなく、全国で既に10人弱の方が屋根からお落ちたりで亡くなっています。
命懸けの作業で、やってもやっても切りがない最悪の状況です。
幸い町の状況は今のところそこまでの状況ではなさそうですが、今後どうなるかは分かりません。
是非、命綱を着ける、複数人でやる、等安全最優先で除雪作業を継続願います。

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1件の記事へコメントをいただきました

旧八森町と旧峰浜村の昭和時代の資料」記事ページを下へスクロールすると投稿コメントがあらわれます。
是非ご覧ください。

尚、らんでさんに場所を特定いただいた「エセ子沼」は、google mapsの検索欄へ「40°18’27.6″N 140°04’27.2”E」をコピペして検索すると表示されます。

そのコメントに対してや、記事そのものへ対しても誰もが自由に(会員登録不要、ログイン不要)コメントできます。
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新雪踏みしめ頂上へ八峰町の糖森山で元旦登山

能代山本各地で1日、登山が行われました。
八峰町の真瀬山の会(伊勢均会長)は、同町八森の糠森山(標高208m)で恒例の元旦登山を実施。
冷たい風に吹かれながら山頂に立ち、新年のスタートを切りました。
町内外から約20人が参加。
保育園児や小学生も山頂を目指しました。
1日午前は日差しが届いたが、大みそか夜からの荒天による積雪が深く、参加者は雪を踏みしめながら歩みを進めました。
頂上には社と鳥居があり、地元有志でつくる「ぬかもり会」から預かった正月飾りを取り付けたほか、社に鏡餅を供えました。
山頂に強い風が吹きつけたが、日差しが届き、日本海の景色を望みました。
また、新年の平和と健康を祈願して万歳三唱したり、記念写真に収まったりしました。

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糠森山への元旦登山

<以下は白木個人の意見/感想です>
寒さと強風の大変なお天気の中の元旦登山、大変お疲れ様でした。
一時的にでも日が差して日本海の絶景が観られて良かったです。
そして、何より全員無事に下山できて本当に良かったです。
私はここ数年は全く登山できていません。
昨年7月末で完全退職(70歳)したので、今年はウオーキングの合間に登山も何回かはやってみようと思っています。

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全国U15バスケ選手権に能代山本から男女4選手出場 あす開幕

第5回全国U15バスケットボール選手権大会(京王ジュニアウインターカップ)は、4日に東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。
本県代表は、男子の「RCSクラブ」に能代二中3年の岸部瑛大、大山龍之介、泉徹平の3選手、「秋田ノーザンハピネッツU15女子」に八峰中1年の柴田杏奈がメンバー入りしている。
日本バスケットボール協会の主催。
各都道府県予選を勝ち抜くなどした男女各52チームが出場し、8日までトーナメント戦を行う。
男子のRCSクの初戦は5日。
2回戦から登場し、琉球ゴールデンキングスU15(沖縄)一倉敷市立南中(岡山)の勝者と対
戦。
ハピネッツU15女子は、4日の1回戦でDinosaurs(福井)とぶつかる。

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京王ジュニアウインターカップ 2024-25

八峰中学校 柴田杏奈さん

<以下は白木個人の意見/感想です>
「秋田ノーザンハピネッツU15女子」に八峰中1年の柴田杏奈さんがメンバー入りしているのは嬉しいですね。
かつて高校バスケと言えば、能代工業(現 能代科学技術高校)でした。
インターハイ、国体、ウインターカップでの通算50回の全国優勝と9冠(3年連続3冠)など、あまりもの輝かしい戦績は唯一無二でした。
今の時代では無理」なのが、残念至極ですが、「RCSクラブ」も「秋田ノーザンハピネッツU15」も新時代の伝説作りへチャレンジしていただきたいと思います。

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八峰の「輝サーモン」、4季目の養殖11日開始予定

八峰町の漁師らでつくる「八水」(菊地陽一社長)は、今季も同町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の養殖を行います。
4季目の今回の養殖数は昨季と同じ1,500匹で、11日に始める予定。
今季は季節(沿岸)ハタハタ漁の遅れに伴い、例年12月下旬の開始時期からずれ込む。
菊地社長(45歳)は「生存率80%以上を目指して頑張りたい。」と意気込みを語る。
サーモンの養殖事業は、ハタハタの漁獲量減少などを受けて漁師の安定した収入確保や雇用創出を目指す「育てる漁業」の試み。
3年12月に県から委託されて県内初の取り組みとして始まり、2季目の4年からは八水の事業として県や町の補助金を活用して行われている。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
4季目の今回の養殖数は昨季と同じ1,500匹、と言うのは、施設の限界ということでしょうか。
2023年8月に帰省した時に輝サーモンが入った「どはち丼」を凄く楽しみにしていたのですが、「この時期はもう養殖は終わっているので輝サーモンは無い」と言われてショックでした。
通年味わえるようにするのは、不可能なんだろうか。
量を増やして冷凍保存するのはダメなんだろうか。
そりゃ生の方が美味しいのだろうけど、冷凍保存技術も年々進歩しています。
セキトの「CAS志んこ」は宅配できるようになりました。
ご検討いただけると嬉しいです。

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読者投稿コラム「えんぴつ四季」70年 日々の思い、自分の言葉で

秋田魁新報くらし欄の読者投稿コラム「えんぴつ四季」は今年、前身のコーナーが始まった1956年から70年目を迎えた。
暮らしの中で感じたり、考えたりしたことを表現する場として長年親しまれてきた。
常連の人や高齢になって挑戦した人たちに、文章に込めた思いを聞いた。

三輪文子さん(89)八峰町八森

読者同士、心寄せ合う


「書くことが生きがい」と話す三輪さん=八峰町の自宅

投稿を続けて60年。
前身のコーナーも含め、掲載は約200回に上る。
本欄を「読者が互いに励まし、励まされる場所」と話す。
それはまるで見知らぬ誰かと交換日記をするように。

幼い頃から文章を書くのが好きだったが、実家が貧しく、中学校の途中で奉公に出された。
学ぶ機会に恵まれず、病院の調理員として働いていた20代前半、空いた時間に院内にあった新聞を読みながら漢字や言葉を覚えた。

25歳で漁師の敬次さん(故人)と結婚した。
初投稿は30歳。
お手伝いさんの仕事に苦労しているという女性の投稿を読んだのがきっかけだ。
黙っていられず筆を執り、「希望を持って」と呼びかけた。

それからは日々の思いをつづってきた。
家事や子育て、仕事が忙しくても書くことは苦にならなかった。
漁へ出る夫と共に未明に起きて書くことも。
「書きたいという気持ちが常に湧いてくる。生きがいだと思う。」

掲載された文章は全て切り抜いてある。
1983年の日本海中部地震では津波で自宅1階が全壊したが、切り抜き帳は奇跡的に無事だった。
還暦を迎えた年、「防波堤の四季」と題して一冊に。
いつも投稿を楽しみにしてくれている知人たちに配った。

文章を書くのは生活の一部。
午前に家事をこなし、午後ゆっくり新聞を読んで原稿に向かう。
最近は手が震えることもあり頻度は減ったが、昨年「今も残る記憶」のタイトルで投稿した。
2023年夏の記録的大雨で被災した人の文章を読み、エールを届けたいと自らの被災経験に触れながらこの先の平穏を祈った。

「大変そうな人がいれば、背中を押して元気に、笑顔にしたい。文章を書いて思いを伝えられるというのは幸せなこと。」。
これからも、誰かの心に寄り添うような文章を届けたいと願う。

柳原夕子さん(41)美郷町金沢

家族との思い出刻む

子どもたちとパソコン画面を眺める柳原さん(中央)。後ろは母・藤原裕子さん=美郷町の自宅

ノートパソコンに向かうのは子どもたちが寝静まった夜。
思っていることや気になるフレーズを書き留める。
そして、「書きたい」となった時、一気に執筆。
その後数日かけて練り上げるという。

家業を手伝いながら、教育関係の仕事にも携わっている。
「慌ただしい日常だけど、時に立ち止まって思いを形に残しておきたい」と、5年半前に投稿を始めた。
一文は短く、分かりやすく書くことを心がける。
最適な言葉を考えるうち、思考が整理され、心が晴れることもあるという。

印象深い投稿は、昨年掲載された「両親への手紙」。
いつも応援してくれる両親に、尊敬と感謝の気持ちをつづった。
母の藤原裕子さん(69歳)は「知らなかったので、紙面を見てとにかくびっくりしました。
周囲から『自慢の娘さんだね』なんて言われたりして。」と目を潤ませる。

小学6年から6歳まで1男2女を育児中。
子育てがテーマの投稿も多い。
「子どもの前では日々『鬼母』。書いて反省するけれど、なかなか変えられません。」と笑う。

掲載紙は子どもとの「思い出ボックス」に納める。
「読み返して恥ずかしくなることもあるけど、あの時はこう思ったという証しでもあります。いつか大きくなった子どもたちと一緒に読みたいです。」。

金平保夫さん(94)八峰町峰浜

推敲の楽しさ刺激に


米寿で投稿を始めた金平さん(右)と妻の美智子さん。「原稿は必ず妻にチェックしてもらう」と金平さん=八峰町の自宅

米寿で投稿を始めた。
穏やかな筆致で、日常の出来事をユーモラスにつづる。
鉛筆で下書きし、パソコンで練ってから妻・美智子さん(88歳)に目を通してもらう。
「いかに簡潔に思いを伝えられるか、推敲(すいこう)するのが楽しい。」

能代工業高校時代に作文の奥深さにはまった。
「国語の先生に添削されると、分かりやすくなった。文章の難しさを知った。」。
文芸部をつくり、仲間と創作に取り組んだ。

専業農家の頃は地元の農業団体や自治会の役員も務め、筆を持てなかった。
86歳で引退した後、えんぴつ四季に同じ町の女性の名を見つけて奮起。
2019年に初めて投稿した。
孫のために禁煙しようと、たばこ状に巻いた昆布をくわえ、無事たばこと縁を切ったことをつづった。
掲載となり「自分の文が活字になるなんて信じられなかった。」。

旧満州(中国東北部)から引き揚げた妻と、学徒動員で軍需工場に行った自分が「戦争と新型コロナ、どっちが怖い」と話し合った投稿は、教員をしている孫が授業で取り上げてくれたという。

今も畑作業に精を出すが、冬場は机に向かう時間が増える。
「文章を書くことと、掲載されるまでの緊張感は老化防止に役立っているかも。今後も生活の中に話題を探していきたい。」。

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<以下は白木個人の意見/感想です>
皆さん大変な時代/環境を過ごされてきたんですね。
それでも、書くことは諦めなかったのは本当に凄いと思います。
私なんか爪垢を煎じて飲まなければならないですね。
是非、今後とも元気に書き続けていただきたいと思います。

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