秋田県内で10年以上保育士として働いた能代市向能代の菊地澄夏さん(33歳)が昨年、託児サービスなど子育て支援を中心に展開する団体「RAINBOW(レインボー)」を立ち上げ、活動を続けている。
自身も2人の娘を育てる母親。
活動の根底にあるのは「子育ての『あったらいいな』を形にしたい」という思いだ。
「シール貼り、やってみようか」。
先月28日、秋田市上北手の遊学舎の一室で、1~4歳の子ども3人を菊地さんたち託児スタッフが見守っていた。
隣室では、地域活動をテーマに女性たちが交流する県主催のイベントが開催中。
母親と離れた寂しさで泣く子もいたが、スタッフが塗り絵や粘土などの遊びを提案すると、目を輝かせて遊び始めた。
現在、レインボーには保育士や看護師などの有資格者ら約15人が在籍。
イベント時などに利用できる託児サービス、子育て支援を目的としたイベント企画・運営を軸に、七つの事業を展開している。
昨年は県内各地での託児サービスのほか、能代市では地産地消や人生をテーマにしたワークショップ、親子で体操や工作などを楽しめる子育てイベントを開催。
保育現場のコンサルや事業伴走、生成人工知能(AI)の活用方法を学ぶ子ども向けのオンラインスクールなども手がけており、今後は対面式の教室も開講予定だ。
菊地さんは羽後町出身。
両親が自営業で忙しく働く姿を見て育ち、「働くお母さんたちの助けになりたい」と保育士を志した。
秋田市の短大を卒業後、大館市や八峰町の保育園で働いた。
元々子ども好き。
保育士の仕事は「ずっと保育園にいたいぐらい楽しくて、天職だった」。
一方、2人目を出産した頃から、仕事と子育てを両立する大変さも感じていた。
園の保護者と関わる中で、秋田の子育て環境についても考えるようになった。
「県外には魅力的な子育て支援サービスや施設があるのに、秋田には何もない」。
なければ自分でつくろうと、起業を決意した。
菊地さんは将来、保護者の負担を軽減できるサービスを備えた複合的な保育施設を能代市に開設したいと思い描く。
「秋田で子育てして良かったと思える社会をつくるのが目標。『子育てならレインボー』と言ってもらえるように活動を広げ、地域を盛り上げたい」と語る。
そうした思いや活動に共感し、現役保育士で副代表のSAKINAさん(33歳)をはじめ、応援してくれる仲間が徐々に増えているという。
6月28日には秋田市御所野の県中央シルバーエリアで子育てに特化した大型イベント「虹フェス」を開催予定。
協力してくれる企業やブース出店者、ボランティアスタッフなどを募集している。
詳しくはレインボーのホームページから。

<以下は白木個人の意見/感想です>
この活動は、国が推進する「異次元の少子化対応」の一施策である「こども誰でも通園制度」とは異なるんですね。
月10時間まで(1時間300円程度)などの制限はないのですが、その内容がとても現実にマッチして充実してるんだと思います。
出来れば、これら二つの施策が融合して「異次元の少子化対応」に取り込まれれば良いのですが・・・。
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