月別アーカイブ: 2023年9月

秋田25市町村駅伝、今年10月の大会で休止 人口減で選手確保難しく

10月1日に秋田県由利本荘市で行われる第10回秋田25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン!」の実行委員会第1回総会が9月1日、秋田市の県市町村会館で開かれ、今大会で休止することを決めた。
実行委は人口減や少子高齢化により、一部の市町村で選手の確保が難しくなったことを理由に挙げた。

市町村対抗駅伝は小学生から大人までがたすきをつなぎ、地域活性化を目指そうと2014年に第1回大会を秋田市で開催した。
各自治体が持ち回りで実施し、第5回大会が台風、第7、8回大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったが、昨年は第9回大会を仙北市で行い、これまで6大会を6市で実施した。

実行委によると、コロナによる2年連続中止が選手の参加に悪影響を与えたほか、各市町村から特に高校生と女子選手の確保が困難になっていると相談があったという。
当該市町村に居住していなくても、出身者や2親等以内の家族の出場を認めたが、昨年は八峰町と井川町が選手をそろえることができず、オープン参加となったことが休止検討の決め手になった。

県スポーツ振興課の米田裕之課長は「全市町村が同じ条件で参加することが年々難しくなっており、現行制度上での継続は困難という判断に至った」と話した。
大会再開のめどや新たな大会の開催についてはこれから検討するという。

<第10回大会、由利本荘市で号砲 30チームがたすきつなぐ>

実行委総会では第10回大会の実施内容を確認し、終了後にユニホーム贈呈セレモニーを行った。

実行委は県や各市町村、秋田陸協、秋田魁新報社などで構成。
総会には28人が出席した。
副会長の石黒道人・県観光文化スポーツ部長が「各市町村がメンバーをそろえるのに苦労したが、10回目を記念すべき素晴らしい大会にしたい」とあいさつした。
コースはナイスアリーナを発着点とする8区間計24.22km。
小学、中学、高校生以上の各男女、一般男子、壮年(市40歳以上、町村30歳以上)の8人が、旧本荘市内や鳥海山ろく線の子吉駅などを経由してたすきをつなぐ。
選手が減ったため高校女子と一般女子を統合、「高校生以上女子」として1区間減らした。
高校男子は「高校生以上男子」となり一般男子も出場できる。
市、町、村の3部門と全部門を通じた総合で競う。
当日は午前9時からナイスアリーナ前で開始式を行い、正午にスタートする。
県内全25市町村から30チームが出場する。
9月30日と10月1日の2日間は、ナイスアリーナ前で由利本荘市を中心とした9市町村のグルメを楽しめるブースが設置される。
30日は民俗芸能や民謡、ダンスのステージイベントも開かれる。
セレモニーでは、石黒副会長が開催地の由利本荘市、前回の各部門を制した大館市、美郷町、大潟村の担当者にユニホームを手渡した。

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
中止はとても残念です。
「昨年は八峰町と井川町が選手をそろえることができず、オープン参加となったことが休止検討の決め手になった。」と我が町が中止原因の一つになっています。
条件が緩和されているので、今年は大丈夫なのでしょうか。
大きな市では2チーム出場するところもあるので、少ない町村に合わせてコースを縮小するのはどうかと思いますが、何か良い対応策はないものでしょうか。
何とか知恵を出して、今後も大会を続けていただきたいと思います。

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峰浜ナシ1週間早く収穫開始

八峰町峰浜地域で特産のナシの収穫が始まりました。
春の高温により開花が早まったことで生育も進み、平年より1週間ほど早く収穫が始まりました。
農家は夏場の高温・少雨にかん水などで対応し、もぎ取り作業に追われています。
直売所も開設され、のぼり旗をはためかせて秋の味覚をアピールしています。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
高温・少雨の影響が梨にも出ているんですね。
梨農家の方々のご苦労は本当に大変でした。
峰浜の梨はとても瑞々しくて甘いので、今年も楽しみにしています。

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能代山本4市町、交付金1,679万円受けられず 能代市が手続き怠る

能代市は8月28日、能代山本4市町が国の交付金を受けて実施している「地域連携DMOあきた白神ツーリズムを核とした観光地域づくり推進事業」について、取りまとめ役の市が手続きを怠ったため、本年度の交付金計1,679万円を受けられなくなったと明らかにしました。
市総合政策課によると、4市町は2019年度から毎年度、海外誘客に取り組む白神ツーリズムに負担金を支払って同事業を進めており、本年度まで半額が国から交付されることになっていました。
4市町が本年度分を交付申請するに当たり、市が県へ計画書を提出して交付額の内示を受ける必要がありましたが、同課の担当者が今年1月の締め切りまでに提出しなかったため、4市町とも申請できなくなりました。
県は市に対し、計画書の提出前に相談するよう通知していましたが、この担当者が継続事業は対象外と誤解し、相談しないまま手続きを失念したという。
7月に藤里町の職員が申請漏れに気づきました。
白神ツーリズムによると、4市町からは予定通り負担金の支払いを受けており、運営に支障はない。

国から交付を受ける予定だった額は能代市838万円、三種町320万円、八峰町278万円、藤里町242万円。
この分の財源について、三種町は一般財源を充てる補正予算案を町議会9月定例会に提出します。
ほか3市町は検討中です。
能代市総合政策課は「確認不足と連携不足が重なった。チェック体制の強化や他自治体との連携を見直すことで再発防止に努める」としています。

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
これは大変です。
白神ツーリズムは予定通り負担金の支払いを受けているのが幸いです。
これは、市の担当者一人の責任には出来ません。
二重チェックの仕組み/ルールはなかったのでしょうか。
もし、無かったとしたらこれは組織の問題です。
組織長の責任がより大きいと思います。
担当者個人は「今後は勘違いやミスが無いようにしっかり確認します!」と反省したとしても、一人担当制を継続するなら、なんの再発防止策にもなっていません。
担当業務のローテーションを数年ごとに実施して、現任担当者は一人としても前任者との二重チェックはしっかりできる体制を作っていかなくてはなりません。
逆に長期に渡って一人が担当すると色々な弊害が出てくるのは、残念ながら世の常識です。

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地方点描:八峰の観光[能代支局]

夕日が日本海に沈む瞬間をとらえようと、大勢の人がカメラを構えていた。
海岸にほど近い八峰町八森の御所の台オートキャンプ場は今月中旬、県内外から訪れた家族連れでにぎわった。

キャンプ場近くに温泉施設・ハタハタ館や海鮮丼を売り出す「地物食堂どはち」、約5キロ北西の国道101号沿いには道の駅はちもりがある。
一帯はアウトドア体験や海産物料理を楽しめるエリアとして根強い人気があるが、一部施設が老朽化したり、冬場の来場者が落ち込んだりと課題を抱える。

町はキャンプ場やハタハタ館などがある御所の台エリアに道の駅の機能を集約し、民間とも連携して誘客を強化する方針。
青森県境に近い立地も生かし、北東北を代表する観光交流拠点づくりを掲げている。

欠かせないのは、飲食や野外活動などのメニューを磨き上げ、名物として売り出す取り組みだ。
道の駅ふたつい(能代市)は2018年の移転オープンを機に飲食や体験のメニューが充実。
今年7月に入館者が500万人を超えた。
近隣にも成功例はある。

世界自然遺産である白神山地への誘客も重要だ。
代表的なスポットの一つである二ツ森に至る町道は、昨年夏の豪雨被害によって通行止めが続き、今年7月の記録的大雨でさらなる被害が確認された。
御所の台エリアを拠点に外国人旅行客を呼び込むためにも、通行の早期再開と観光メニューづくりが急がれる。

町の人口減少が進む中、観光客の呼び込みは地域の活気づくりに重要な役割を果たす。
通年観光の地域づくりに期待が高まる。

秋田魁新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
2023/8/6に記事「御所の台エリア再構築構想を策定しました」を掲載しました。
この計画書は現状の分析がとても細かくできていると思います。
その個々の問題点への対応策は重要ですが、それだけでは無く、全体のコンセプト/方向性を明確にして統一感を持ってエリア再構築に取り組んでいただきたいと思います。
これは単に町の観光拠点の整備ではありません。
年々少子高齢化していく町の唯一にして最大の復興策でもあるのです。
町の未来を賭けた唯一の希望の光だと思います。

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若手漁師らが水産加工施設

八峰町八森の若手漁師でつくり、魚介類のインターネット販売を行う合同会社「fish door」(フィッシュドア)は、同町八森で水産加工施設を稼働します。
これまでは岩館漁港荷さばき所で箱詰めなどの作業をしていましたが、自前の施設に冷凍庫や加工機械を導入して魚介類の鮮度を保って販売し、収益確保などにつなげたい考え。
施設は9月に完成予定で、10月の稼働を目指しています。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
「fish door」は2021/10/10に記事「若手漁師ら合同会社を設立」で紹介しました。
その後順調に業績は伸びているでしょうか。
少し心配なのは、上記リンクのfish doorを見ても、注文できる商品の掲載が無いのです。
ポケマルで一商品のみです。

インターネットを利用することにより、お客様は全国へと広がりました。
しかし、逆にライバルも日本全国の漁港へと厳しくなりました。
その中で、自らのアピールポイントをどこへ置いて行くのか、その市場戦略は簡単では無いと思いますが、今回の水産加工施設の拡充によって、更なる成長を図っていただきたいと思います。

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八峰の枝豆や日本酒も提供

東京都港区赤坂の飲食店「東北カフェ&ダイニング・トレジオンポート」で「晩夏の枝豆と地酒を味わう秋田フェア」が開かれており、八峰町の農家が育てた枝豆、同町の山本酒造店の日本酒などが提供されています。
8月25日〜9月1日まで。

北羽新報の記事

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<以下は白木個人の意見/感想です>
済みません。もうイベント期間が終わってしまいました。
しかし、赤坂に東北の名産品を素材とした料理店があることは全く知りませんでした。
上記お店のHPのトップページにお店を作ったきっかけが次の通り書かれています。

<きっかけ>
『東⽇本⼤震災以降、代表の吉⽥慶は約2年間、 現地でのボランティアやNPO職員として⽀援活動をしていましたが、 東北に持続的に関わっていくためには「⽀援ではなくビジネス」という考えに辿り着き、⾷を通じて東北に関わる⼈たちが集まることができる場をつくりたい』

素晴らしいです。
その志に賛同して、一度訪ねてみたいと思います。

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